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2017/03/01(トピックス)

2月の業務研修会

 2月25日に、本年初めてとなる業務研修が行われた。講義のテーマは、堀講師及び増田講師が相続未登記問題について、迎講師は二重ローン問題についてであった。
 
 まず、堀講師による講義においては、相続未登記問題シンポジウムについて報告が行われた。現在、相続未登記などにより多くの所有者不明土地が存在しており、それに関連して空き家問題なども社会問題として認識されている現状があること、それに対して国や地方公共団体がさまざまな取り組みを実施している例が紹介された。
 空き家問題などの課題に対して司法書士として積極的に関与していかなければならないと感じた。
 
 次に、増田講師による講義においては、堀講師の講義の補足と佐賀県内の自治体の動きについて実例を挙げて説明が行われた。地方自治体ごとに対応は異なっているが、対処すべき課題は共通であり、司法書士も協力できる分野が多く存在すると感じた。両講師の話を聞いて、相続を通して司法書士として提供できる知識や情報をより積極的に発信していくべきであると思った。
 
 最後に、迎講師による報告においては、大規模災害に関する二重ローン問題について解説が行われた。これは震災前から残るローンに関する問題で、それに対する被災ローン減免制度の紹介が行われた。熊本の大震災が記憶に新しい九州においては特に注目すべき制度であるだろう。
 
 今回の研修は、相続未登記問題に対してこれまでの現状とこれからの課題について司法書士としてどのような形で関与していくkべきかを強く感じさせる研修となった。また、大規模災害時にすぐに対応できるように日頃から自分にできることを備えておく必要性を感じた。そして、これからはこれまで以上に積極的に情報発信を行っていくべきであると思った。

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