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2017/04/07(トピックス)

九州ブロック青年司法書士連絡協議会 業務研修

 4月1日と2日に、九州ブロック青年司法書士連絡協議会主催の業務研修会が鹿児島市にて行われた。講義のテーマは、法学博士・司法書士の加藤俊明講師が時効にまつわる登記訴訟について、宮崎県青年司法書士会は家庭裁判所提出書類作成業務についてであった。

 まず1日目の加藤講師による講義においては、抵当権の抹消登記手続き請求と所有権の取得時効による移転登記手続き請求について解説が行われた。取得時効による移転登記手続き請求については、司法書士として関与する機会も多く、さまざまな場面での対応方法、考え方など講義内容が充実していた。講師が裁判業務に精通していることもあり、豊かな実務経験から重要な知識や考え方を学び、明日からの実務に生かせる講義を受けることができた。この講義により、司法書士の不動産登記訴訟に関する優位性を再認識し、裁判業務に対して前向きにこの講義で学んだことを生かしていきたいと思った。

 次に2日目は、宮崎県青年司法書士会による家庭裁判所提出書類作成業務についての講義が行われた。不在者財産管理人の選任の申立て、権限外行為許可の申立て、成年被後見人の居住用不動産処分許可などについて、具体的な資料や実務上の経験をもとに説明がなされた。特に、不在者財産管理人選任の申立てから実際の業務の流れやポイントについて、経験談を交えながら解説が行われた。裁判所提出書類の作成は、司法書士にとって重要な業務の一つであり、他県の若手の司法書士の経験も聞くことのできた、我々青年司法書士には非常に参考となる講義であった。

 今回の研修は、九州中から青年司法書士が集まり、時効にまつわる登記訴訟と家庭裁判所提出書類作成業務についてという青年司法書士にとって非常に関心の集まる分野について講義が行われた。実務において、今回の講義で学んだ知識をどういった形で生かすことができるか、他の司法書士の実際の経験談を聞くことでより考えさせられる。さまざまな知識や失敗談を実務に生かせるようになりたいと思った。

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