ホーム >  新着情報一覧 >  令和元年8月24日の業務研修会

新着情報

2019/08/27(トピックス)

令和元年8月24日の業務研修会

 8月24日に、アバンセにて研修会が行われた。講義のテーマは、債権法改正に関する研修会であり、講師は、日司連民事法改正対策部委員福永修先生であった。

 講義では、まず、講師から改正の目的と経緯について説明が行われた。今回の改正は現在の社会情勢の変化に対応したもので、これまでの議論や裁判例を踏まえて改正が加えられている。次に改正法の概要の説明があり、改正の方向性などについて説明があった。その中で改正の意味や注意点について大まかに講義が行われた。
 そして、主題である法改正による契約実務への影響について解説が行われた。影響が考えられる点として、契約目的の記載がより具体的になること、金銭消費貸借契約における諾成型と要物型の選択、保証人がいる場合の極度額の記載、がある。それぞれ、改正により変更が加えられた点であり、契約書等を作成する場合にはそれらを考慮して内容を検討する必要がある。また、不動産登記手続きにおいても対応した影響が生じることが考えられる。ただし、具体的な問題点については改正法の施行により顕在化する部分もあるため現時点では不明な点もまだあるとのことであった。

 今回の研修は、改正民法についての講義が行われた。来年4月1日から施行されるため、今から準備して改正に備える必要があると感じた。法律の改正の情報を常に取得して、法律や社会の変化にすぐに対応できるように日々業務に向き合わなければならないと再認識することのできた研修であった。

一覧に戻る

トップへ戻る