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2019/12/10(トピックス)

令和元年12月7日の業務研修会

 12月7日に、佐賀市文化会館にて今年最後となる研修会が行われた。講義は、前半が久保山且也講師による特定事件報告書の記載方法について、後半が松瀬寿和講師による裁判業務における和解技法の習得であった。

 前半の講義では、講師から規則等の変更について簡単な説明が行われ、その後にDVD上映により詳細な解説がなされた。今回の変更は、マネーローンダリング対策やテロ資金供与対策のための国際基準に対応するためのものであり、特定の事件のときに取引の目的や本人の確認をより厳格に行うものである。
 司法書士業務に関しては、一定の取引や他人のなりすましなど疑いがある事件について調査を行い、調査記録を作成する必要がある。
 今年から変更された規則のため不明点はあるが、これからは今まで以上にさまざまな可能性を考慮して事件に対応し、犯罪行為等の未然の防止のために行動していく必要があると感じた。

 後半の講義は、東京で行われた弁護士による裁判業務における和解についての講義を受講した講師が講義内容を伝達する形で行われた。講義では、裁判業務の中での和解に対する意識の変化や和解の長所が、弁護士の実際に経験した事例をもとに説明された。和解の技術的な部分や和解を進めるための心構えなど実戦的な話も多くあり、今後、業務の中で和解を行うときの大きなヒントになった。和解について積極的に取り組む弁護士の講義は今後の業務に大きく活きるものになると感じた。

 今回の研修は、今年から変更された点の解説と和解という業務に影響する分野のものであった。初めてのことで分からないこともあるが、研修内容をしっかりと理解してこれからの業務につなげていきたいと思う。今年得た知識や経験を来年以降に活かしていきたいと思う。

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