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2020/10/28(トピックス)

相続の研修会

 今月、佐賀市内にて研修会が行われた。今回は普段より収容人数が多い会場で、対象者も佐賀市近郊の司法書士に限定してコロナウイルス感染拡大対策を講じて開催された。研修は、収録された講義を受講者が集合して視聴する形式で行われた。
講義の内容は、これまでの相続に関する民法の改正の遍歴や各種用語や制度についてであった。戦前は戸主制度の中で家族の財産を戸主が相続する方法が一般的であり、戦後には欧米の考え方を取り入れた法改正が行われたことで、大きく相続に対する考え方や制度が変わったことが解説された。現在では当たり前になっている相続人の範囲(配偶者、子、親、兄弟姉妹)や相続の方法が、戦前戦後の大きな変革とともに、歴史的にさまざまな検討が行われたうえで今の形になっていることを再認識した。
現在でも佐賀では、土地や建物が祖父母や曽祖父母名義のままになっているケースが多くある。その場合には相続発生の時期を収集した戸籍から読み取り、適用される法律を旧民法なのか新民法なのか、どの時期の法律なのか確認して、相続人を正確に調査する必要があります。
今回の研修を受講したことで、相続に関する知識の再確認をすることができた。相続や不動産に関する専門家である司法書士として、これからも依頼者からの複雑な案件にもしっかりと対応していきたいと思いました。

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