ホーム >  新着情報一覧 >  6月18日の研修会

新着情報

2022/06/20(トピックス)

6月18日の研修会

 6月18日に、企業法務分野の研修会が行われた。

 1講目は、企業法務の分野から株式管理の問題点について講義が行われた。どういった場面で株主名簿の管理が問題になるのか、名義株の問題の解決方法について説明があった。大企業であれば専門の会社に依頼するなどして株主を把握しているが、中小企業ではそこまでしっかりと管理していない場合がある。特に長寿企業に名義株の問題があることが多い。また、自己株式の取得を行う際にも法律上の制限があるため、前もって検討をする必要がある。

 2講目では、株主名簿に記載すべき情報、株式の譲渡などによる株主名簿の情報の書き換えなど株主名簿の管理について詳細な説明が行われた。ほかにも株式の併合や株式の買取請求の解説もあった。

 ふだん会社経営を行うときには大きな問題にならないことであっても、急に検討が必要になることがあることをこの研修会で再認識した。司法書士は、主に登記という形で企業に関わっているが、そこだけに留まらずもう少し企業の実情に応じた提案ができればと思った。

一覧に戻る

トップへ戻る