力武司法書士事務所

　５月１４日に、新設された所有者不明土地・建物及び管理不全土地・建物の管理人の業務研修会が開催された。
　この制度は、所有者が判明しない不動産や管理が十分になされていない不動産について裁判所が管理人を選ぶ制度で、土地が共有になっているが持ち主が分からない、近隣の不動産から土砂が流れ込んでくる、台風などの時に倒木があって危険などの場合に利用が考えられる。法律の改正によって、今年４月から制度が開始しています。
　今回の研修では、創設されたばかりのこの制度に関しての説明が行われた。空き家問題などが社会問題になる中で、近所の不動産の持ち主が分からず、迷惑になっている方はたくさんいらっしゃるので、一つの解決方法になると思います。相続した土地を国に引き取ってもらう制度も始まったので、そういった制度を上手に活用していただければと考えています。