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2016/12/16(トピックス)

12月の業務研修会

12月10日に、佐賀県司法書士会の先生方が講師となった業務研修が行われた。講義のテーマは、戸田講師及び久保山講師が交通事故事件について、古川講師が商業登記規則等の改正について、田中講師が地縁団体・記名共有地について、三池講師が古い抵当権等の抹消登記についてであった。

 まず、戸田講師による講義においては、自動車保険の内容、事故発生時の事後処理の流れ、弁護士費用等補償特約について解説が行われた。久保山講師による講義においては、実際の訴訟の流れ、主張内容や具体的な方法について事例を交えて説明がなされた。両講師の講義の中で、物損について司法書士も代理人として活動していること、弁護士費用等補償特約の運用と基準について説明があり、交通事故事件について司法書士が弁護士と同様に訴訟に臨むことができ、司法書士が十分参入できる分野であると感じた。両講師の話を聞いて、自分から積極的に訴訟事件について関与していきたいと思った。

 次に、古川講師による講義においては、商業登記規則等の主な改正点である申請書類の閲覧と株主リストについて重点的にQ&A方式で解説が行われた。現在、すでに実務に表れている部分であり、改めて改正点について詳しく再確認することができた。
 田中講師による講義においては、地縁団体及び記名共有地に関する登記について事例等を交えて解説が行われた。これからは認可地縁団体に関する登記の増加も考えられると感じた。まだあまり関与したことのない分野であるためしっかり対応できるようにしていきたいと思った。
 最後の三池講師による講義においては、古い抵当権等の抹消登記について、抹消登記をするためのさまざまな方法とその具体的なポイントの解説が行われた。各方法について検討する中で、一つ一つの事件に対して適切な方法を選択するための知識の重要性を再認識した。

 今回の研修を通して、佐賀県の先輩司法書士がそれぞれの分野について実務に直結する講義をされて、自分の知識不足を痛感した。これからはより意欲的に知識と経験を積み重ねていきたいと思った。

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