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新着情報

2019/07/04(トピックス)

令和元年6月29日の業務研修会

 6月29日に、元号が令和となって初めての研修会が行われた。1講目はDVD研修で、講師は末光祐一司法書士で、講義のテーマは、マネー・ローンダリング/テロ資金供与対策の動向と司法書士であった。2講目は三池功講師による、日司連研修情報システム eラーニング・研修ライブラリ等の活用について講義がなされた。

 1講目は、マネー・ローンダリングとテロ資金供与対策について検討している多国間の政府間会合FATFの方針を踏まえた、日本における法律の改正とそれに伴う司法書士業務等の実務に関する影響について講義が行われた。日本では犯罪収益移転防止法が主たるものであり、銀行での口座開設時の本人確認などに適用があるが、その中で司法書士の一部業務に対しても適用があるためそのことについて解説がなされた。日本でも国際社会でも犯罪行為を撲滅するためにさまざまな取り組みが行われているが、私たちも司法書士という立場から協力していかなければならないと改めて感じた。また、本人確認などを厳密に行うことで犯罪行為に巻き込まれる危険が減少するため、自らの身を守るためにもより積極的に取り組んでいかなければならないと強く感じた。

 次に、2講目は佐賀県司法書士会の三池功研修部長からeラーニング・研修ライブラリ等の活用について講義が行われた。eラーニング・研修ライブラリは、ウェブ上でさまざまな講義を受講することができる司法書士のためのシステムで、自分の空いた時間に視聴することができるため、使いこなすことができればとても便利である。今回は、その使い方や意義について解説があったが、これからも研修システムを活用して自分の知識の向上に努めていきたいと思った。

 今回の研修は、国際的な課題への司法書士の視点からの関わりや司法書士としての知識の向上に関する研修であった。日々の一つ一つの業務を正確に丁寧に行うことで依頼者の保護につながることを再認識することのできる研修であった。

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